Manusは中国発の自律型AI技術で、簡単な指示から複雑なタスクを自動実行する新世代AIツールです。従来のチャットボットとは異なり、ユーザーの指示から業務全体を計画・実行できる真のAIエージェントとして機能します。
Manusの最大の特徴は人事担当者のように履歴書を精査したり、投資アナリストとして市場分析を行ったりと専門的タスクを自律的に完了できること。さらにテキストだけでなく画像やコードなど多様なデータ形式に対応し、Webブラウザやコードエディタなど外部ツールとの連携も可能です。
本記事ではManusの登録方法から実際の使用例まで、市場分析や副業アイデア出しなどの具体的な活用法を交えて徹底解説します。

AIひとり
AIが好きでひとりで黙々と触ってる人。本職はITメディアのマーケティング担当。AIに関する個人の主観や役立つ情報をブログにて更新中。
Manusとは
Manusは中国のスタートアップ企業Monica(別名:Butterfly Effect AI)が開発した自律型AI技術です。従来のチャットボットが単に質問に応答するだけなのに対し、Manusはユーザーからの簡潔な指示のみで複雑な作業全体を自ら計画・実行できるエージェント機能を備えています。
Manusの特徴は以下の通りです。
自立的な業務遂行能力
・人事担当者のように履歴書の精査
・投資アナリストのように株式市場を分析
・Web開発者のようにサイトを構築
などさまざまな専門的タスクを独自に完了させることができます。
多様なデータ形式への対応
テキストだけでなく画像やプログラミングコードなど複数の形式のデータを処理し、ユーザーの要望に適した形で結果を提供します。
多様なツールとの連携
Webブラウザを使ったリサーチやコードエディタでのプログラミング、データベース管理など外部部システムと統合して作業効率を高めます。
性能評価においては、大規模言語モデルの評価基準「GAIA」でOpenAIの「Deep Research」モデルを超える結果を達成しており、高度な自律型AIとしての能力が実証されています。
このようにユーザーが実現したいことをManusへ指示することで、自律的に作業を進めて最適な結果を提供できるのが魅力です。
Manusの料金プラン
Manus Starter ベータ
- 月に3,900クレジット
- 2 個のタスクを同時に実行可能
- 専用リソースで安定性を向上
- 拡張されたコンテキスト長
- ピーク時の優先アクセス
Manus Pro ベータ
- 月に19,900クレジット
- 5 個のタスクを同時に実行可能
- 高負荷モードやその他のベータ機能にアクセス
- 専用リソースで安定性を向上
- 拡張されたコンテキスト長
- ピーク時の優先アクセス
Manusは無料でも利用でき、登録時に「初回登録特典」として1000クレジット付与されます。また、チャットの出力結果について評価を送ると100ポイント付与されるという機能もあります。
Manusの無料プランはクレジットが物足りない
Manusの無料プランは1000クレジット利用できますが、1チャットでタスクを実行したり簡単なやり取りをするだけでも200以上のクレジットを消費します。

上記はManusで1回のチャットとその内容をWebサイト化してもらったときの消費量です。もともと1000クレジットあったモノが400近く減っていることがわかります。
クレジット消費量はManusの出力結果によって異なるので、無料プランで物足りなさを感じる場合は有料プランを検討することがおすすめです。
Manusの登録方法と使い方
本項目ではManusの登録方法から具体的な使い方まで、実際の操作画面を用いて解説します。
Manus AIの登録方法
はじめにManus AIのトップページへアクセスします。
Manus AI:https://manus.im/

トップページ右上にある「Get Started」ボタンをクリックします。
【おすすめ】招待コードから登録する場合
登録方法はウェイトリストへ登録すると、招待リストをから登録する方法の2種類あります。
招待コードのメリットは、登録するまでに時間がかからないこと。ウェイトリストで登録すると、承認が下りるまで時間がかかる可能性があります。

僕はウェイトリストに登録して1ヶ月以上後に承認が下りたよ!
今はもっと早くなっているかもしれないけど、招待コードから利用する方がスムーズかも!

招待コードから登録する場合、上記画面の「invitation code」に以下のコードを入力して下さい。
AIひとりの招待コード:LOCNKET2HDTE6
ウェイトリストから登録する方法

表示内容の「Join the waitlist」ボタンをクリック。

上記のように入力欄が表示されるので、以下に沿って入力して下さい。
- Email:自分のメールアドレス。Manus AIから利用許可が下りるとこちらに通知が来ます。
- What Use Case Would You Like Manus to Execute for You?:Manus AIの利用目的を聞いています。特に何でもいいので私は「for marketing.」と入力しました。
- 「Profession」「Work email」「Social media accounts」は空欄でOKです。
最後に「Submit request」ボタンをクリックします。

上記の画面が表示されると、Waitlistへの登録完了。利用できるようになるとメールアドレスへ通知が来るので、あとは待つだけです。

Manus AIから上記のメールが来ると、利用可能の合図です。メール内の「Try Manus」をクリックしましょう。

GoogleかAppleアカウント、名前・メールアドレス・パスワードのいずれかでアカウント登録を進めます。

メールアドレスとパスワードを設定してアカウントを進める場合、上記のようにメールアドレス認証を行います。

上記の画面が表示されれば、Manus AIのアカウント登録完了。こちらの画面は有料のメンバーシップへの招待画面なので、右上の「×」で閉じてOKです。
Manusの具体的な使い方:市場調査

Manusの表示画面は上記のようにシンプル。チャット欄に要望したい内容を入力することで、その内容に最適な情報を出力してくれます。
今回は「日本市場におけるプロテイン飲料の市場規模、成長トレンド、主要な競合企業、そして消費者ニーズの傾向について簡潔に分析してください。」と入力し、市場分析によってどんな結果を出してくれるのか試してみます。
ちなみにManusは出力結果を出すまでに数分かかります。処理中にほかの画面へ移動しても処理を進めることができ、処理が終わったらポップアップ通知で教えてくれます。

今回は結果が出るまでに5分ほどかかったよ!結構長いのでYouTubeなどを見ながら待つのもおすすめ!
出力結果は下記の通りです。
Manusが調べた内容の結果が右画面に表示されています。
Manusの具体的な使い方:アイデアの提案
Manusはネット上の情報を念入りに調べ、あなたの知りたいことに最適なアイデアを提案してくれます。

「今の時代に合った新しい副業アイデアをいくつか提案して。」というアイデア出しのプロンプトを実行してみました。

チャットの過程で情報が足りないときは、都度ユーザーに質問を投げかけてくれます。質問の回答は画面下部のチャットから送信しましょう。
実際にできた出力結果は下記の通りです。

僕が回答した「オンラインで」という内容も配慮し、インターネット接続さえあれば収入を得られる副業のトレンドや必要スキルなどを提示してくれます。
このように市場の分析からアイデア出しまで詳細な参照情報とともに提供してくれるのがManusの魅力です。
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